無理な食事制限はリバウンドの原因!?

パーソナルトレーニングにおいて重要な要素となるのが「食事制限」です。

食事制限はそれなりの厳しさを伴うものの、ダイエットにおいては非常に高い効果を発揮するということもあり、多くのダイエッター達が実践を行っています。

しかしその反面、その厳しさにより、リバウンドを起こしかえってダイエットが失敗しやすくなるといった声も多く聞かれるのも事実です。

果たして食事制限はダイエットにおいてどの程度有効であり、リバウンドのリスクはどのように捉えればよいのでしょうか?

というわけでここでは、ダイエットにおける食事制限とリバウンドの関係、その対処法などについて紹介をしていきたいと思います。

それでは、早速見ていきましょう。

そもそも脂肪は人体にとって必要なもの

ダイエットとは言い換えれば「体の脂肪を落とすこと」を意味します。

しかしその一方で脂肪は人体にとっては無くてはならないものであり、そこにダイエットの難しさがあるということができるでしょう。

そもそも人体にはホメオスタシス(恒常性維持)という機能が備わっています。これは人体の状態が急激に変化しそれによって生命が脅かされることを抑止し、常に一定の状態を維持しようとする働きです。

もし仮にこのホメオスタシスがうまく機能しない場合、貧血や低血糖などの症状が現れ、それは時として死に至ります。

具体的にはこのホメオスタシスは、ホルモンの分泌によって作動をします。

人間の脳はレプチンというホルモンを分泌する働きを持っています。このレプチンは「満腹ホルモン」とも呼ばれ、ある程度食物を摂取すると「これ以上食べなくて良い」という信号を発生させるのです。

ダイエットにより食事量や体内の脂肪量が減少をすると、脳から分泌されるレプチンの量が少なくなります。

これによって満腹感が感じられなくなることにより、つい食べ過ぎをしてしまうということがあります。これが「リバウンド」のメカニズムです。

つまりこれは一般的にダイエットの期間中は通常時にも増して食欲が増すようになってしまうことであり、そのため食事制限によるダイエットは失敗をしやすいのです。

代謝の不活発化

食事制限によるダイエットが失敗しやすい原因としては、第二に「代謝の不活発化」も挙げられます。

食事制限によって体内の脂肪量が減少すると、人体はその機能を維持するため筋肉を分解してエネルギーを得ようとします。

これにより筋肉量が減少をするのですが、その筋肉が減ることは同時に代謝が不活発化することに繋がっていきます。

この代謝の不活発化により脂肪の分解が抑制されるようになり、結果として痩せにくい体質となってしまうのです。

リバウンドを起こしにくい食事制限のあり方とは?

このように食事制限とリバウンドとは切っても切れない関係が存在します。

しかしこのリバウンドを回避しつつ食事制限によるダイエットを成功させるということも不可能ではありません。

その方法の一つが現在話題になっている「糖質制限」です。

この糖質制限は人体に摂取されたとき脂肪に変換されやすい糖質の摂取を抑え、その代わりに筋肉の原料となるタンパク質を摂取するというものです。

ただしこの糖質制限にも腸内フローラや循環器系、あるいは脳などの健康に悪影響をもたらす可能性があり、万能のダイエット法とは言えません。

また一度ダイエット目標を達成した後に糖質制限を止めてしまえば元の状態に戻ってしまうこともあり、できる限り一生涯その食生活を維持しなければならないという問題もあります。

こうしたことからパーソナルトレーニングにおいては(糖質制限を含む)食事制限だけには頼らず、運動などを並行して行いさらにその人の体質に合ったトレーニングメニューを策定するなどさまざまな工夫がなされているのです。