低糖質ダイエットは正しい知識を持って行うことが大事

パーソナルトレーニングにおいて重要な要素の一つに食事制限があります。

この食事制限とは食事の量やメニューを調整することを指しますが、一般的には糖質制限のことであると理解される傾向があります。

現在日本では糖質制限がにわかにブームになりつつありますが、このブームの背景にはパーソナルトレーニングにおいて糖質制限が手法として注目されたということも挙げられるのは確かです。

糖質制限はダイエットをしている人たちの間でも注目されるようになり、低糖質ダイエットとして呼ばれるようにもなりました。

しかしその一方で、糖質制限はかえって健康に良くないといった説が唱えられることもあり、現在でも評価が二分される事態となっております。

というわけでここでは、糖質制限、つまり低糖質ダイエットを行う上で持っておくべき正しい知識について紹介をしていきたいと思います。それでは、早速見ていきましょう。

低糖質ダイエットはたしかに効果はある

まず低糖質ダイエットの効果についてですが、結論から言うと効果あるということができます。

現代人、特に日本人は糖質を摂りすぎている傾向があり、こうした過剰摂取された糖質は脂肪として蓄積されたり血糖値を大きく上下させたりすることで糖尿病を始めとするさまざまな病気の原因ともなっています。

そのため低糖質ダイエットを行うことは、確かに健康にもよく、ダイエット効果も高いということができるのは確かです。

しかしその一方で、低糖質ダイエットはやり方次第ではむしろ健康に害を及ぼすおそれもあります。

「低糖質ダイエット=糖質ゼロ」ではない

誤解されがちではありますが、低糖質ダイエットは日常の食生活の中で摂取される糖質をゼロにすることではなく、あくまでも「減らす」ことを目的とします。

これは仮に糖質摂取量をゼロにした場合、さまざまな健康上のリスクが考えられるためです。

例えば低糖質状態で運動(トレーニング)を行うと本来消費されるべき糖質が存在しないことから人体は筋肉を分解して消費するようになり、かえって筋肉量を落としてしまいます。

またこの際急激な体内のエネルギーの減少が引き起こされるため急激な低血糖症状により命が危険にさらされる場合もあります。

筋肉量の減少は基礎代謝量を減少させるため冷え性や免疫力の低下などによって風邪を引きやすくなったりもします。

また低糖質が引き起こすもう一つの重大なリスクとしては血液や血管への悪影響も挙げられます。

糖質には血中のコレステロール値を調整する機能があるのですが、低血糖状態ではこのコレステロール値が高くなりやすく動脈硬化や脳梗塞、心筋梗塞などが引き起こされるリスクを高めます。

また同時に糖質は血管組織の栄養素ともなっているため、極端な低糖質状態では血管の老化が引き起こされます。

さらに低糖質は脳の機能にも影響を及ぼします。

人間が一日に摂取する糖分の約7割は脳で消費されます。低糖質はこの脳のエネルギー源を少なくさせるため、結果として記憶力や集中力を低下させたり、さらに高齢者の場合には認知症のリスクを上昇させたりもします。

正しい糖質制限とは?

最初にも述べましたように糖質制限はパーソナルトレーニングを構成する重要な要素の一つです。

パーソナルトレーナーの多くはこういった糖質制限のリスクを承知した上で無理なく安全な範囲での食事制限を推奨します。

特に低糖質ダイエットで空腹状態の時にトレーニングを行うことは先に述べた通り時として生命を危険にさらすことにもなりかねないため十分な注意が必要です。

パーソナルトレーニング期間中は糖質をあくまでも減らすのであってゼロにはしない、タンパク質や脂質など糖質の代わりになるような栄養素を持つ食品をしっかりと摂取するなどのことをしっかり守るようにしましょう。